FabricとNeoForge向け軽量化MOD『Sodium』の解説と日本語化リソースパックを配布しています。
バニラのマイクラプレイヤーなら誰もが経験する、パフォーマンスの問題。
動作を軽くする為に入れた『Optifine』が問題を起こしすぎて、乗り換えたい人そんな方におすすめの軽量化MODです!
\Sodiumアドオンや関連MOD情報はこちら/
基本情報
SodiumはMinecraft 1.16以降に対応したレンダリングエンジン1および最適化MODで、パフォーマンスとグラフィック品質を劇的に向上させることを主としたMODです。
他のレンダリング特化型MODと比較して、Fabric MODエコシステムとの互換性が広く、ゲームの見た目を損なうことなく快適なマイクラ環境を実現してくれます。

単なる最適化MODではなく、新しいレンダリングエンジンと言える存在です。





コンピュータ上で3Dグラフィックスや2Dグラフィックスを生成・表示するためのソフトウェアやコンポーネントのことを指します。
特に、ビデオゲームやアニメーション、グラフィックスアプリケーションにおいて重要な役割を果たします。
レンダリングエンジンは、入力されたデータ(モデル、テクスチャ、シェーダー、光源など)を基に、最終的な画面表示を生成します。
主な機能や特長
ワールドレンダリングの最適化
- Minecraft の既存レンダリングコードを独自の実装で置き換え。
- ジオメトリのバッチ処理と描画パス統合により、CPU負荷を大幅削減。
メモリ効率の向上
- ワールドジオメトリを圧縮し、ビデオメモリ使用量を最大40%削減。
- 第2のカリングパスで隠れたジオメトリを除去し、GPU処理を効率化。
チャンク生成の高速化
- バイオーム色付けやライティング処理を再構築。
- チャンク読み込みが速くなり、CPU負荷も軽減。
マルチコアCPU対応
- 独自スレッド処理で、チャンク更新を効率化。
- ブロック設置/破壊時のラグスパイクを削減。
頂点処理の最適化
- 頂点構築と変換を効率化し、多数のエンティティが表示されるシーンでの性能向上。
メモリ管理の改善
- メモリ消費を削減し、ガベージコレクタの影響を最小化。
アニメーションテクスチャの最適化
- 表示されないテクスチャの更新を停止し、特にAMDカードでパフォーマンス向上。
グラフィカル品質の向上
- 滑らかなバイオームカラーと正しいライティングを実現。
- シェーディングの問題を修正し、全体的な見た目を改善。
設定項目
このセクションでは設定項目について解説します。
ビデオ設定画面の変遷
今回紹介しているMODを導入することにより、ビデオ設定画面の見た目が変化していきます。
さらにReese’s Sodium Optionsを導入することで設定画面の使いやすさが格段に向上します。





一般
この項目はバニラの設定項目が集まっているため、特に解説することはありません。

ただし、Sodiumを導入することで、バニラの設定項目にもツールチップ情報が表示されるようになります。
これにより、マイクラ初心者とって役立つかもしれません。
もっとも、いきなりMODを導入する初心者は少ないかもしれませんが…
品質
このセクションは基本的にバニラの項目で、Sodiumで追加された設定項目は2つのみです。

葉の品質
葉が透明(描画優先)か不透明(処理優先)で描画されるかを設定できます。
PC性能が低く、マイクラが重いと感じる方は、不透明に設定することで若干の軽量化が期待できます。


ビネット
有効にすると、暗い場所でプレイヤーにビネット効果が適用され、全体的な画像が暗くなり、より劇的な見た目になります。
雰囲気はよくなりますが、プレイ時の(若干暗くなるため)快適さは減るかもしれません。

パフォーマンス

チャンク更新スレッド
チャンク構築に使用するスレッドの数を指定できます。
スレッド数を増やすことでチャンクのロードや更新速度が向上しますが、フレームタイムに悪影響を及ぼす可能性があります。
デフォルト値でほとんどの状況をカバーできるため、特に変更する必要はありません。
チャンク更新を常に遅延させる
有効にすると、重要なチャンク更新が完了するまでレンダリングが待機しなくなります。
これにより、特定の状況でフレームレートが大幅に向上する可能性がありますが、ブロックの表示や消失に時間がかかるため、視覚的な遅延が発生することがあります。
ブロックフェイスカリングを使用する
有効にすると、カメラに面しているブロックの面だけが描画されます。これにより、描画プロセスの非常に早い段階で多くのブロック面を削除でき、描画パフォーマンスが大幅に向上します。
一部のリソースパックではこのオプションに問題がある場合があるため、ブロックに穴が見える場合は無効にしてみてください。
フォグオクルージョンを使用する
有効にすると、フォグ効果によって完全に隠されると判断されたチャンクは描画されず、パフォーマンスが向上します。
フォグ効果が強い場合(水中など)には改善が顕著になりますが、一部の状況では空とフォグの間に望ましくない視覚的なアーティファクトが発生する可能性があります。
エンティティカリングを使用する
有効にすると、カメラのビューポート内にあるが見えるチャンク内にないエンティティは描画中にスキップされます。
この最適化はチャンク描画用に既に存在する可視性データを使用し、オーバーヘッドを追加しません。
見えるテクスチャのみをアニメーション化する
有効にすると、現在の画像で見えると判断されたアニメーションテクスチャのみが更新されます。
これにより、一部のハードウェアでは特に重いリソースパックを使用する場合に大幅なパフォーマンス向上が得られることがあります。
一部のテクスチャがアニメーションしない問題が発生する場合は、このオプションを無効にしてみてください。
エラーコンテキストを使用しない
有効にすると、エラーチェックを無効にしてOpenGLコンテキストが作成されます。
これにより描画パフォーマンスがわずかに向上しますが、突然の説明のつかないクラッシュのデバッグが困難になる可能性があります。
何を言っているかよく分からない方は、パフォーマンス向上を選ぶと良いでしょう。
アドバンス

永続マッピングを使用する
デバッグ専用の設定で、有効にすると不要なメモリコピーを回避するためにステージングバッファの永続メモリマッピングが使用されます。
これを無効にすると、グラフィカルな破損の原因を特定するのに役立つ場合がありますが、OpenGL 4.4またはARB_buffer_storageが必要です。
CPUレンダーアヘッド制限
デバッグ専用の設定で、GPUに送信されるフレームの最大数を設定できます。
この値を変更することは推奨されていません。
非常に低い値や高い値はフレームレートの安定性を損なう可能性があるため、触らない方が無難です。
フレームレート比較検証
バニラ(MOD無しのマイクラ)とSodiumを導入した際のフレームレート変化を検証しました。
計測時の設定は描画距離を32チャンクに変更した以外はデフォルトを使用。
静止時のフレームレート
そこそこ見通しのよい場所で静止状態での検証です。
F3デバッグ画面のFPS値
バニラ:48
Sodium:546


行動時のフレームレート


動画でわかるSodiumと関連MOD 設定項目解説&検証
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MC1.21.5
公開日:2025/05/06
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