Fleroviumは、画質への影響を抑えながら、ドロップアイテム・各種パーティクル・モブやプレイヤーなどのエンティティに関するクライアント側の描画処理を最適化する軽量化MODです。描画がボトルネックとなる場面ではFPSの改善が期待できますが、効果は表示内容やPC環境によって異なります。
本文書では、Fleroviumが提供するアイテム・パーティクル・エンティティの描画最適化の仕組み、前提となる動作環境、導入時の注意点を詳しく解説します。自身の環境に導入するべきか判断する際の参考にしてください。
動作環境と要件

Creator: MoePus
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ジャンル | 軽量化 / パフォーマンス最適化 |
| 記事の検証対象 | Flerovium 1.1.2 / Minecraft 1.21.1 / NeoForge |
| 主な対応バージョン | 1.20.1 / 1.21.1 |
| 対応ローダー | Forge / NeoForge |
| 動作環境 | クライアント |
| 前提MOD | Sodium(1.21.1 NeoForge版) / Embeddium(1.20.1 Forge版) |
| 配布ページ | Modrinth / CurseForge |
Fleroviumが最適化するのはクライアント側の描画処理です。描画がボトルネックの場面ではFPS改善が期待できますが、公式の「50%以上高速化」などはFPSが同じ割合で上がることを保証する数値ではありません。また、サーバーの処理速度を示すTPSを改善するMODではありません。
- ドロップアイテムや展示アイテムが多く設置された環境でFPSが低下しやすい
- 桜吹雪や煙などのパーティクル描画による処理落ちを軽減したい
- 画質への影響を抑えつつ、描画パフォーマンス全体を底上げしたい
- AsyncParticles MODと併用した場合、Flerovium 1.1.2では一部のパーティクル最適化が自動的に無効化されます。AsyncParticlesの公式配布ページでもFleroviumは互換対象として掲載されています。
- 特定モデルで表示の不具合が発生した場合は、コンフィグファイルより個別の最適化(破壊テクスチャ高速化等)をOFFに設定できます。
主な機能や特長
ドロップアイテム・展示アイテムの描画高速化
視点に対して裏向きのポリゴンを描画対象から外す裏面カリング、高速な数値計算、距離に応じて描画内容を簡略化するLODを適用します。公式ページではアイテム描画を50%以上高速化すると案内されていますが、この数値は描画負荷が50%以上減ることや、FPSが同じ割合で上昇することを保証するものではありません。実際の効果は、アイテム数や表示方法、PC環境によって異なります。
パーティクル描画の最適化
画面外パーティクルの判定高速化、ライティング計算結果の再利用、および数値計算の最適化を行います。公式ページではパーティクル描画を約50%高速化すると案内されていますが、実際のFPS改善幅はパーティクル数やPC環境によって異なります。
モブやプレイヤーの描画高速化
モブやプレイヤーなどの立体モデルに対して、視点から見えない向きの面を省く処理や、変換行列を用いた頂点計算の最適化を適用します。公式ページではエンティティ描画を約30%高速化すると案内されていますが、この数値は描画処理時間が30%短縮されることや、FPSが30%上昇することを保証するものではありません。実際の効果は、エンティティ数やモデル、PC環境によって異なります。
- 裏面カリング(Backface Culling): 視点に対して裏向きになっているポリゴンを描画対象から除外し、処理量を減らす技術。
- LOD(Level of Detail): 視点からの距離などに応じてオブジェクトの描画内容を簡略化し、描画負荷を軽減する仕組み。
- Fast Math / Fast Culling: 描画に用いる数値計算や、オブジェクトが画面内に存在するかを調べる判定処理を高速化する最適化。
- Cache Light: パーティクルの明るさ計算結果を保持して再利用し、同じ計算の繰り返しを減らす技術。
始め方・使用方法
Fleroviumは、基本的には導入するだけで自動的に効果を発揮する軽量化MODです。通常は個別設定を行う必要はなく、対応するSodiumまたはEmbeddiumとともにmodsフォルダへ配置し、ゲームを起動すると適用されます。表示上の問題が発生した場合は、コンフィグファイルから一部の最適化を無効にできます。
設定ファイル(flerovium.json)による詳細調整
表示不具合や特定のMODとの競合が発生した場合は、.minecraft/config/flerovium.json をテキストエディタで編集することで、機能ごとに個別に最適化の有効・無効(true / false)を切り替えられます。
| 設定項目 (キー) | 初期値 | 機能とトラブルシューティング |
|---|---|---|
| entityBackFaceCulling | true | モブ・プレイヤーの裏面カリング。カスタムモブや防具表示が崩れる場合は false |
| itemBackFaceCulling | true | アイテムの裏面カリング。3Dアイテムモデルで裏面が透ける場合は false |
| fastBreakingTexture | true | ブロック破壊時のヒビ描画高速化。壊す際の表示がおかしくなる場合は false |
| reduceTerrainParticles | true | ブロック破壊粒子の最適化。演出をバニラと同じ量にしたい場合は false |
| particleFastCulling | true | 画面外パーティクルの高速判定。粒子の表示が画面端で乱れる場合は false |
| fastMath | true | 行列・頂点計算の高速化。計算競合で画面が一瞬乱れる場合は false |
| cacheLight | true | パーティクルの明るさ計算の再利用。シェーダー等で明るさがおかしくなる場合は false |

動画でわかる『Flerovium』
当ブログが運営するMOD解説系チャンネルの軽量化・最適化MOD比較動画で、『Flerovium』を紹介しています。記事だけでは分かりにくい実際の挙動やフレームレートを確認できます。
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