海に物理シミュレーションと波を追加する『Sable Waves』解説

『Sable Waves』は、海にリアルタイムな物理シミュレーションと視覚的な波を追加するMODです。Sable物理エンジンを基盤とし、Create: Aeronauticsなどの動的船体オブジェクトにリアルな縦揺れ・横揺れ・上下動を伝えます。

この記事では、波のシミュレーション機能、天候・月齢連携、羊毛を使った帆の推進メカニクス、詳細な設定パラメータについて解説します。自分のワールドに合わせた設定や導入の判断材料を確認できます。

ご利用のMODバージョンによっては記事内の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

目次

動作環境と要件

Creator: user_syza3rho2fbxnmfm

項目詳細
ジャンル物理シミュレーション・海洋環境
記事の検証対象Sable Waves 1.10.0 / Minecraft 1.21.1 / NeoForge
対応バージョン1.21.1
対応ローダーNeoForge
導入場所クライアントとサーバー
前提MODSable 2.0+(必須)
推奨MODCreate: Aeronautics(自動対応)、ProtoManly’s Weather 0.16.4 + PMWeatherAPI(風力連携)
配布ページCurseForge

※使用するMODのバージョンやMODローダーによって、動作環境が変わる場合があります。
特に依存・前提MODについては必ず導入するMODページの Dependencies を最優先で確認してください。

こんな人におすすめ
  • マイクラの平坦な水面ではなく、リアルにうねる海で航海を楽しみたい
  • Create: Aeronauticsなどの船体を波に揺らしながら航行させたい
  • 天候や月齢、風力を活かした帆船での操縦・探検に挑戦したい
導入・使用時の注意点
  • 水面の波表示はバニラの水面の上に重ねて描画されるため、Irisなどのシェーダーパックと併用可能です。
  • 波の谷間ではバニラの平坦な水面が一部透けて見える場合があります(オーバーレイ描画の仕様によるものです)。
  • マルチプレイヤー環境では完全な同調計算が行われるため、プレイヤー間で位置のズレや余分な通信トラフィックは発生しません。

主な機能や特長

💡波の仕組みとリアルな挙動
  • ゲルストナー波(Gerstner Wave): 実際の海洋物理学でも使われる、波の形状とうねりをリアルに表現する幾何学・物理計算モデルです。
  • 物理同期の仕組み: 波の描画シェーダーと船体の動揺判定が完全に同じ式でリアルタイム処理されるため、「波だけが浮いて船が沈まない」という視覚と物理のズレがありません。

8成分のゲルストナー波による物理同期フィールド

Sable Wavesの海面は、8つの波成分から描かれるゲルストナー波モデルによってリアルタイムに計算されます。画面に描かれる波の形状と物理エンジン上の当たり判定・揺れ計算が完全に同調しているため、船が波の頂点で持ち上がり、谷間で沈み込むリアルな海洋航行を体感できます。

天候・月齢に連動する海洋環境

海の状態は空の様子と連動しています。晴天時には穏やかな海も、雨や雷雨が始まると波の高さが約1分かけて増大します。また、満月や新月の大潮時には大きなうねりが発生するほか、外洋では確率で大荒れとなるローグシー(突発的な巨大波)に遭遇する危険性があります。

羊毛ブロックを活用した帆の推進メカニクス

Sable物理が適用された船体上に羊毛ブロックを配置すると、それが自動的に帆として自動検知されます。風力を受けた推進力が発生し、マストの高さや羊毛の面積に応じて船の速度や傾きが変化します。

浅瀬での波の減衰と沿岸演出

波のエネルギーは水深に応じて変化します。入り江や浅瀬、ビーチ付近では波高が小さくなる水深減衰が働くため、港や海岸は静かで安全に保たれます。また、海岸に打ち寄せる白波や泡、波の打撃音などの環境演出もバニラ標準の音源とパーティクルで提供されます。

設定と調整パラメータ

設定ファイルsablewaves.jsonまたはゲーム内設定画面から、以下の詳細パラメータを微調整できます。

波と物理パラメータ

  • waveIntensity, baseSwell, maxWaveAmplitude: 基本的な波の高さとうねりの強さを調整します。
  • heaveMultiplier: 波が船を持ち上げる上下動の強度を倍率で設定します。
  • stormSeverity, maxAccelerationG, rollStabilization: 嵐の激しさや船体の転覆防止(復元力)を設定します。転覆リスクを高めたい場合はrollStabilizationを0に近づけます。
  • rogueSeaChance, rogueSeaIntensity, rogueSeaDurationMinutes: ローグシーの突発発生率、持続時間、強度を調整します。
  • sailForceCoefficient, maxSailSpeed: 羊毛の帆による推進力と上限速度(デフォルト最高速度約7m/s)を設定します。

描画・グラフィック設定

  • waveOverlayEnabled, waveOverlayRange: 水面上の波描画の有効化と描画表示範囲を設定します。
  • waveOverlayDetail, waveOverlayOpacity: 波のメッシュ詳細度(解像度)や表示の透明度を調整します。

サウンド・パーティクル設定

  • crestParticles, wakesEnabled: 波頭に立つ泡パーティクルや船の航跡(引き波)の表示を切り替えます。
  • shoreBreakersEnabled, oceanSoundsEnabled, soundVolume: 海岸の打ち寄せ波演出、波の打撃効果音の有効化および音量を設定します。

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